人の気持ちを理解する

通りすがりさんに面白いコメントをいただいたので、ちょっと書いてみようと思います。まぁただの言葉遊びです。いただいたコメントは以下のようなもの。(コメントありがとうございました)

賢さ→ずる賢さ→相手を騙す

結局バスケって、トラップディフェンスだったり、ノールックパスだったり、フェイントだったり、相手を騙すのが基本というか本質じゃないですか?

実生活で人を欺いたり騙すことは悪いことですし信用や友達を失います
でも、コートの中だったら騙し放題だと思います

コートの中では性格が悪い方がいいのかもしれませんね

私が考える賢さは「賢さ = 相手を騙す」にはならない気がします。「賢さ ⊃ 相手を騙す」にはなると思うけど。

「ずる賢い」という言葉は「自分に有利になるようなことなら相手をあざむいてでも実行してしまうこと」みたいなイメージがあります。実際にそういう意味で使われているかどうかはわからないですが、なんとなくそんなイメージです。そう考えると、バスケでは「ずる賢さ」ではないような気がします。「相手を欺く」というよりは、「相手の気持ちを理解した上で裏をかく」というプレーになるような気がする。

「騙す」という言葉を使うとコメントにもあるように「悪いこと」であるかのような印象を与えてしまうことがあるので、私はよく「裏をかく」という言葉を使います。相手のうらをかくことができる能力。それが賢さであると言えるかもしれません。

相手の裏をかくためには、相手が考えていることを理解していなければいけません。例えば、HORNET vs ミニバスという試合があったとしたら、HORNETの人はミニバスの選手がやろうとしているプレーはたいていよめるはず。そうなるとHORNETのほうは自由自在に相手の裏をかくことができるようになります。フェイントで騙し放題にもなるでしょう。身体能力の差ではないところで勝負が決まるはずです。

こういうとき私は「HORNETのほうがミニバスの選手よりも器がでかい」的な考え方をします。器がでかいと小さい器をのせることができる。だから、相手のやろうとしていることは手に取るようにわかる。器が小さい人のプレーは全部予測できるし、裏をかくことも簡単になる。器の小さい人は、器の大きい人の手のひらの上でおどってるわけです。こう表現すると印象が悪くなってしまいますが。

で、つぎですが、私は「バスケットボールは人間理解(人の気持ちを理解すること)である」という考え方をしています。自分のことはもちろん、それだけでなく相手のことをどれだけ考えることができるかが大切だと思っています。これは敵も味方も含めて、自分が接する人全てに対してです。よいプレーをするためにも(相手の裏をかくためにも)、気持ちよくバスケするためにも。「人の気持ちを理解する」「相手の立場に立ってみる」「相手の気持ちを考える」バスケットボールはそういうことが学べる、非常にすばらしいスポーツだと考えています。

バスケがうまい人は「相手の気持ちを考えることができる人」だと思います。味方へのパスを見れば、どれだけレシーバーのことを考えているかがわかります。ディフェンスの様子を見れば、どれだけ相手のことを観察し、理解しようとしているかがわかります。ドリブルしている様子を見れば、どれだけ周りに気を配っているかがわかります。

うまい人ほど、周りの人の体の状態や思考の変化をよく観察して理解しようとし、味方には周りの人がプレーしやすいようなプレーを、敵には的確に隙をついたプレーをするようにしています。人の気持ちをよく理解しているからそういうことができるわけです。

「コートの中では性格が悪い方がいいのかもしれませんね」という言葉がありますが、性格の悪さはまた別の話ですね。バスケうまい人=性格悪い人ではないですから。それどころか逆に、バスケうまい人はいい人が多いなぁと感じています。コートの中でも外でも。もちろん例外もいっぱいあると思いますけど(笑)

「人として成長しなければバスケットボールは上達しない」「(人としての)器が大きくならなければバスケットボールは上達しない」これは私がずっと言い続けてることですが、そう言い続けているのにはこういう理由があるわけです。

そんな私は、ご存知のとおり器のちっちゃい人間です。てへっ(照)みんな、見捨てないで(泣)

スポンサーリンク

2 Responses to “人の気持ちを理解する”

  1. のーぶりー より:

    器はでかいっすよ。

    チキンなだけで(笑)

  2. 通りすがり より:

    そうでした
    「裏をかく」でした

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ