パスが遅いと判断が不正確になる

パスが遅いのはパスミスを起こしてしまう原因の一つになる。なぜなら、パスが遅い人は早い段階で判断を切り上げて、早めにボールを投げなければいけないからだ。ちょっと前に「予測速度」について述べたコメントがあったけど、そういうことを必要以上に意識しなければいけない場合は「早めにボールを投げている」という状況であることが多い。

トマのチェストパス

レシーバーがローポストのあたりからスリーポイントラインの外側に動いてボールを受けるというようなプレーを考えてみるとイメージしやすいと思う。そういうプレーの場合、レシーバーがスリーポイントラインの外側に出たその瞬間にパスを渡すことができるのが良い。外側に出る前にパスを渡してもダメだし、外側に出てしまってしばらくたってからパスを渡すのもよくない。レシーバーがもらいたい場所でもらいたいタイミングにボールを渡すのが一番良い。

パッサーは調度良いタイミングでパスを渡したいので、レシーバーが移動する速度と自分のパスの速度を考えて、やや早めにパスを出すことになるが、このとき、自分のパスのスピードが遅ければ遅いほど、早くボールを投げなければ丁度良い場所に調度良いタイミングでパスを渡せない。だから、パスの遅い人は早めに状況判断を切り上げてパスを投げることになる。

状況判断を早めに切り上げれると、確実な状況判断ができなくなる。これはどういうことかというと「ディフェンスがこれからこう動くだろう」「レシーバーがこれからこう動くだろう」という「予測」に頼った状況判断をすることになるということだ。「予測」に頼った状況判断は、予測が外れればミスプレーにつながる。実際のゲームでは、予測がそのまま当てはまる確率はそれほど高くないので、そういう状況判断をしている選手はパスミスをする頻度がかなり高くなる。

パスが速い人はギリギリまで状況判断をすることができる。だから「ディフェンスがこれからこう動くだろう」という予測に頼った状況判断ではなく、「ディフェンスがすでにこう動いた」または「ディフェンスがこう動こうとしている」という目の前に「すでに起こった動き」や「起こり始めている動き」を材料に状況を判断することになる。目の前にすでに起こっていることを材料にするので、予測を材料にした場合に比べてはるかに確実性の高い判断をすることができる。こういう状況判断をしている選手はパスミスをする頻度が低くなる。

実際には誰も気づかないくらい「ほんのわずかな差」だけど、これがパスの確実性を大きく左右する要因になっている。パスだけじゃなくて他の動作についても同じことが言えるから、それも考えてみるといい。

やばい。これはまたいいこと書いたな。

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