いきなりうまくなる瞬間

前回の続きです。

バスケでも「いきなりうまくなる」ということが起こります。バスケは習慣のスポーツなどと言われ、練習を積み重ねないとうまくならない、つまりある程度時間をかけないとうまくならないと言われています。確かにそれはそうなんですが、そうやって練習を積み重ねて少しずつ上達していく(じわじわとうまくなっていく)のではなく「いきなりうまくなる」「劇的に上達する」ということも起こります。私はそういうのを「上達」と呼んでいます。

チノとリーダーのけつ

もちろん、うまくなろうと試行錯誤を繰り返しているというのが前提ですが、ずーっと試行錯誤を継続しているとあるとき新しい動きやプレーがいきなりできるようになったりすることがあります。練習し続けることで「あるときいきなり」新しい感覚が飛び込んでくるわけです。この瞬間は快感を感じます。「あぁこれだ!」と。「あの動きはこんな感じだった!」「できるようになった!」と。これがあるからバスケはやめられません。

「試行錯誤」をしていなければこういうことはおこりません。私はこの「試行錯誤」こそ上達のために必要で、きつい練習をこなしているとか、休まずに練習をしているとか、そういうのだけではうまくなるためには足りないと考えています。いくら練習していてもうまくならないのは、試行錯誤が欠けているからです。頭を使って考えて、工夫しながら練習に取り組む必要があるわけです。

「いきなりうまくなる」というのは一つ一つが小さなことで起こります。例えばちょっとドリブルの感じが変わるとか、ちょっとシュートの感じが変わるとか、一つ一つは「ほんのちょっと」の変化です。しかしそれが連続で起こると大きな変化になります。

私の中で「練習を繰り返しじわじわとうまくなっていく」のは「足し算」という感覚です。少しずつ足していって(経験を積み重ねていって)うまくなっていく。しかしこの「ちょっとの変化」は掛け算になります。連続して起こると最終的に「劇的な変化」が起こるわけです。10+10+10は30にしかなりませんが、10×10×10は1000になる。「小さな変化」がいくつもおこると「いきなり」うまくなるのは掛け算が起こっているから。そんな感じです。

私は久しぶりに一緒にバスケをした人に「お前そんなうまかったっけ?」と言われたことがありますが、それは「掛け算」が起こっていたからだと思います。練習時間が限られている私たちはそういう「上達」を目指さなければいけません。

つづく。

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